どじょうおせん【土壌汚染】
カドミウム・銅・砒素 (ひそ) やPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの有害な化学物質が土壌に蓄積し、その結果、農作物の生育や人畜の健康に悪影響を与えること。
どじょうがく【土壌学】
土壌の生成・性質・分類・分布や、その利用などを研究する学問。
どじょうしんしょく【土壌浸食/土壌侵食】
降雨・流水や風の作用などによって表土が流出・飛散して失われ、土地が荒廃すること。
どじょうず【土壌図】
土壌の種類を分類し、その分布状態を色彩や記号で示した地図。土性図。
どじょうびせいぶつ【土壌微生物】
土壌中に生息する微生物。細菌・放線菌・糸状菌・藻類・原生動物・線虫など。生物遺体を分解し、自然界における物質循環に重要な役割を果たしている。
どじょうおせんたいさくほう【土壌汚染対策法】
土壌汚染の状況を把握し、健康被害を防ぐことを目的とする法律。平成15年(2003)施行。 [補説]平成22年(2010)の法改正で、鉛やヒ素などの有害物質を使用した工場敷地などの所有者に対して、土壌汚染の状況調査が義務づけられた。
どじょううりょうしすう【土壌雨量指数】
雨水が地中にどれだけ貯まっているかを指数化したもの。観測された降雨量や数時間内に予想される降雨量をもとに、5キロメートル四方の区画に分けて計算する。土砂災害の危険性を示す指標として、土砂災害警戒情報や大雨警報・注意報の発表基準に用いられる。
どじょうさいきん【土壌細菌】
⇒土壌微生物
どじょうせいぶつ【土壌生物】
⇒土壌動物
どじょうどうぶつ【土壌動物】
土壌中に生息する動物の総称。モグラ、ミミズ、ムカデ、ヤスデ、ダニなどが知られ、細菌やカビなどの微生物を含める場合は土壌生物とよばれる。枯枝や落葉などの植物遺体および動物の死体や糞 (ふん) を摂取し粉砕・分解するほか、肉食性の場合は他の土壌動物を捕食する。