じしんはっせいかくりつ【地震発生確率】
個別の地震の平均活動間隔や前回の発生からの経過時間を考慮して、今後その地震が発生する確率を長期的に評価したもの。
じしんほんぶ【地震本部】
「地震調査研究推進本部」の略称。
じしんよちれんらくかい【地震予知連絡会】
地震予知に関する調査・観測・研究結果の情報交換・学術的検討などを目的とする行政組織。昭和44年(1969)発足。地震に関する観測研究を行う大学や機関の学識経験者・研究者など30名の委員で構成される。年4回会合を開き、調査研究情報の交換・検討を行う。地震予知事業は文部科学省の地震調査研究推進本部や、気象庁の地震防災対策強化地域判定会などと連携して行う。
じしんこうこがく【地震考古学】
考古遺跡にみられる地割れ、地滑り、液状化など、地震に関わる痕跡を調査する地震学と考古学を合わせた学問分野。近代的な観測機器がなかった時代に起きた古地震の規模や発生間隔などを探り、今後起こり得る地震の予測に役立てられる。
じしんのす【地震の巣】
地震の発生が多くみられる地域。分布が帯状でなく、比較的一か所に集まっているものをいう。
じしんはのかげ【地震波の影】
震源から地震波が地球内部を通って広がるとき、地表上において地震波が伝わらない帯状の領域。震源から地球の中心を結ぶ軸からのなす角(角距離)が、S波の場合103度以上、P波の場合103度以上143度以内には伝わらない。このことから、地球内部のマントルと外核との境界であるグーテンベルク不連続面が存在することがわかった。シャドーゾーン。
じしんつなみかんそくかんしシステム【地震津波観測監視システム】
⇒DONET (ドゥーネット)
じしんこうずい【地震洪水】
地震によって堤防が決壊することで生じる洪水。地震動が直接はたらくほか、液状化によって堤防が内部から破壊されるものも含む。