やまとごころ【大和心】
1 「大和魂 (やまとだましい) 2」に同じ。→漢心 (からごころ) 2 日本人らしい自然ですなおな心。「敷島の—を人問はば朝日ににほふ山桜花」〈石上稿〉
やまとごたつ【大和炬燵】
置きごたつ。もと奈良地方から産出したところからいう。
やまとこっか【大和国家】
律令国家成立以前の大和政権による日本の統一国家。→大和政権
やまとごと【大和琴/倭琴】
1 外来楽の渡来以前から日本にあった古代の琴 (こと) 。→唐琴 (からごと) 2 和琴 (わごん) の異称。
やまとことのは【大和言の葉】
1 「やまとことば1」に同じ。 2 「やまとことば2」に同じ。「伊勢、貫之 (つらゆき) に詠 (よ) ませ給へる—をも」〈源・桐壺〉
やまとことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その—だに、つきなくならひにければ」〈源・東屋〉 3 平安時代の、上品な言葉。雅言 (がげん) 。「それこそもう—でお人柄におなり遊ばすだ」〈滑・浮世風呂・三〉
やまとさるがく【大和猿楽】
中世、大和国に本拠地をもって、春日神社の神事などに奉仕した猿楽の座の総称。大和四座が著名で、近世以降の猿楽の主流となった。→大和四座 (しざ)
やまとさんざん【大和三山】
奈良盆地南部にある天香具山 (あまのかぐやま) ・畝傍山 (うねびやま) ・耳成山 (みみなしやま) の総称。藤原京跡を三角状に囲む。
やまとし【大和市】
⇒大和
やまとじ【大和路】
大和国の道。また、大和国に通じる道。特に、京都五条から伏見・木津を経て奈良に通じる道。 大和地方。