だいにっぽんていこく【大日本帝国】
明治憲法時代の日本の国号。
だいにっぽんていこくけんぽう【大日本帝国憲法】
明治22年(1889)2月11日、明治天皇によって公布され、翌年11月29日に施行された欽定憲法。天皇主権を原理とする成文憲法で7章76か条からなる。天皇の大権、臣民の権利・義務、帝国議会の組織、輔弼 (ほひつ) 機関、司法、会計などについて規定。伊藤博文を中心に井上毅 (いのうえこわし) らが起草した。昭和22年(1947)日本国憲法の施行により廃止。明治憲法。旧憲法。帝国憲法。
だいにほんえんかいじっそくろく【大日本沿海実測録】
江戸後期の地理書。13巻14冊。伊能忠敬著。文政4年(1821)以前に成立。「大日本沿海輿地全図」に添えて幕府に提出した各地の記録。輿地実測録。
だいにほんえんかいよちぜんず【大日本沿海輿地全図】
江戸後期の日本地図。伊能忠敬作。寛政12年(1800)北海道の実測を開始、その後幕府の命令で全国を測量。忠敬の死後、弟子の高橋景保によって文政4年(1821)完成。明治以降の地図の基本資料となった。伊能図。
だいにほんこきろく【大日本古記録】
史料集。東京大学史料編纂所編。昭和27年(1952)以降刊行中。各時代の代表的日記などの古記録を翻刻・校訂し、傍注や頭注を加えたもの。
だいにほんこくごじてん【大日本国語辞典】
国語辞書。初版4冊。上田万年・松井簡治編。大正4〜8年(1915〜1919)刊。成句・諺語 (げんご) の類も収め、解釈は詳細でほとんど出典を示している。約22万語所収。
だいにほんこもんじょ【大日本古文書】
史料集。東京大学史料編纂所編。明治34年(1901)以降刊行中。編年文書・家 (いえ) わけ文書・幕末外国関係文書の三系統に区分される。編年文書は朱鳥元年(686)から宝亀11年(780)のものを、幕末外国関係文書は嘉永6年(1853)以降の文書を、年代順に配列。家わけ文書は武家や寺社などの所蔵者ごとに編纂している。
だいにほんさんぎょうほうこくかい【大日本産業報国会】
産業報国会の全国連合組織。
だいにほんし【大日本史】
江戸時代の歴史書。397巻。徳川光圀 (とくがわみつくに) の命により、明暦3年(1657)水戸藩が史局を設けて編纂 (へんさん) に着手、明治39年(1906)完成。神武天皇から後小松天皇までの歴史を漢文の紀伝体で記述。南朝を正統とし、幕末の勤王思想に大きな影響を与えた。
だいにほんしりょう【大日本史料】
史料集。東京大学史料編纂所編。明治34年(1901)以降刊行中。六国史 (りっこくし) 以降明治維新までの史料を編年体にまとめたもの。全体を16の編に分け、平安初期の第1編と鎌倉初期の第4編が完結。