[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「—な手段をとる」「因循—」

[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であることから、「ひきょうなさま、正々堂々と取り組まないさま」の意で用いられることがある。
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「姑息な手段」を、「一時しのぎ」と「ひきょうな」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。

平成22年度調査令和3年度調査
一時しのぎ
本来意味とされる)
15.0パーセント17.4パーセント
ひきょうな
本来意味ではない)
70.9パーセント73.9パーセント
[派生]こそくさ[名]

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。