うちゅうひこうし【宇宙飛行士】
宇宙船を操縦したり、宇宙空間でさまざまな実験・作業を行ったりする人。アストロノート。宇宙パイロット。 [補説]世界初の宇宙飛行士はソ連(現ロシア)のガガーリンで、1961年にボストーク1号に搭乗、地球を一周した。日本初は秋山豊寛 (とよひろ) 。1990年に東京放送(現TBSテレビ)の宇宙特派員としてソユーズ・ミール宇宙ステーションに搭乗。
うちゅうふく【宇宙服】
真空かそれに近い状態の宇宙空間での人間の生命を維持し作業を可能にする服。
うちゅうぶつりがく【宇宙物理学】
星や星雲のほか、宇宙空間の物質・磁場・放射線や宇宙論などを研究対象とする物理学。
うちゅうへいき【宇宙兵器】
宇宙空間で使用される兵器。軍事衛星やレーザー兵器などがある。
うちゅうマイクロははいけいほうしゃ【宇宙マイクロ波背景放射】
⇒宇宙背景放射
うちゅうゆうえい【宇宙遊泳】
宇宙船の乗組員が、船外の宇宙空間へ出て行動すること。1965年、ソ連のボスホート2号に乗ったレオーノフが最初。船外活動。
うちゅうよい【宇宙酔い】
宇宙船が宇宙に到達して無重量の状態になったとき、乗組員にあらわれる乗り物酔いに似た状態。頭痛、嘔吐 (おうと) 、食欲不振などの症状がある。多くは2日目までにあらわれ、3日目から5日目には治る。原因は不詳。
うちゅうロケット【宇宙ロケット】
宇宙開発に利用されるロケット。月・金星などの探査機を打ち上げるロケット、人工衛星・宇宙船の打ち上げ用ロケットなどがある。
うちゅうろん【宇宙論】
宇宙の起源・構造・状態・変化などについての理論。哲学的、形而上学的な考察が行われたが、アインシュタインの相対性理論によって近代的な考察が始められた。宇宙は絶えず膨張を続けているという膨張宇宙論、周期的に膨張・収縮を繰り返すという振動宇宙論、膨張とともに新しく物質が創成されるという定常宇宙論などが提唱され、現在は膨張宇宙論が有力。コスモロジー。→膨張宇宙
うちゅうろんてきしょうめい【宇宙論的証明】
神の存在証明の一。自然界の因果系列をさかのぼって、始動者ないしは究極の原因としての神の存在を推論するもの。