しゅうきょうげき【宗教劇】
宗教の儀式として行われる演劇。また、教典の内容や聖人の言行など、宗教的題材を扱った演劇。キリスト教の受難劇・降誕祭劇など。
しゅうきょうさいばん【宗教裁判】
中世半ばから近世にかけて、異端者やキリスト教批判者に対してローマ‐カトリック教会や皇帝・君主が行った裁判。異端禁圧が中心であった。異端審問。
しゅうきょうし【宗教史】
宗教現象の歴史的展開を研究する学問。各宗教の歴史を扱う特殊宗教史と、それらの相互連関から一般的因果律を求める一般宗教史とがある。
しゅうきょうしゃかいがく【宗教社会学】
宗教現象を社会学的側面から研究する学問。宗教の社会的機能、宗教と他の社会制度との相互関係などを分析する。デュルケームやマックス=ウェーバーによって確立された。
しゅうきょうしん【宗教心】
神や仏などを認め、その畏敬から生じる敬虔 (けいけん) な気持ち。
しゅうきょうしんりがく【宗教心理学】
個人・集団・人種など、さまざまなレベルでの宗教現象の心理的側面を実証的に研究する学問。
しゅうきょうせい【宗教性】
人間が持っている宗教に関係する感情や性質。また、宗教が有する独自の性質。
しゅうきょうせんそう【宗教戦争】
宗教上の問題に起因する戦争。一般には、宗教改革後の16〜17世紀、ヨーロッパにおけるカトリックとプロテスタントとの対立抗争によって起こった国内的、国際的戦争をさす。ユグノー戦争・オランダ独立戦争・三十年戦争など。
しゅうきょうだんたい【宗教団体】
同じ宗教に属する人々によって構成され、教義の宣布、儀式の執行、信者の教化などを目的とする団体。宗派・教派・教団ならびに神社・寺院・教会など。
しゅうきょうだんたいほう【宗教団体法】
昭和15年(1940)に施行された法律。教団の統合と教理の国家主義的修正を図ったもの。第二次大戦後廃止。