じっこうおんど【実効温度】
体感温度の一種。いろいろな温度と湿度の組み合わせを表すのに、同じ体感になる湿度100パーセントの場合の温度で代表させたもの。
じっこうかわせレート【実効為替レート】
多数の国の通貨が取引される外国為替市場における通貨の相対的な実力を図る指標。対象となるすべての通貨との2通貨間為替レートを、貿易額などに応じてウエート付けして算出したもの。国際決済銀行(BIS)や各国の中央銀行が集計・公表している。物価の変動による影響を考慮して調整した数値を実質実効為替レート、調整前の値を名目実効為替レートという。
じっこうきんり【実効金利】
金融機関から借り入れを行う際に歩積み預金や両建て預金といった拘束性預金をさせられた場合、借り手が実際に負担する実質的な金利。表面金利に比べ、借入金利よりも預金金利のほうが水準が低いために高くなる。実質金利。
じっこうしつど【実効湿度】
火災予防の目的で、木材などの乾燥度を示す目安にする湿度。当日と前日・前々日の平均湿度を考慮して計算する。
じっこうしはい【実効支配】
ある国や勢力が、対立する国や勢力あるいは第三国の承認を得ないまま、軍隊を駐留させるなどして、一定の領域を実質的に統治していること。
じっこうぜいりつ【実効税率】
実際に負担する税額の所得金額に対する割合。表面税率に対比していう。
じっこうち【実効値】
周期的に変化する交流の電流や電圧の大きさを表すのに用いる値。瞬時値の2乗を1周期の間で平均し、その値の平方根で表す。
じっこうせんりょう【実効線量】
放射線が人の健康に与える影響を表す線量。人体の各組織・臓器が受けた等価線量に組織荷重係数を乗じ、全身について合計したもの。放射線の被曝管理に使用される。単位はシーベルト。
じっこうはんげんき【実効半減期】
体内に取り込まれた放射性物質の量が、核種の崩壊および人体の代謝・排泄機能により減少し、半分になるまでの時間。有効半減期。→半減期
じっこうつうしんそくど【実効通信速度】
インターネットなどの通信速度で、実際の利用状況における最大の速度。電波の受信状況や他の利用者数によって異なる。→最大通信速度