けいたいあんていかこう【形態安定加工】
繊維を樹脂加工したり、縫製後にホルムアルデヒドなどのガスで処理するなどして、型崩れのしにくい衣料品を加工すること。また、そうした形状記憶繊維を用いた衣料品のこと。洗濯後、しわや型崩れが少なく、もともとの折り目は消えないため、アイロンをかけずに着用できる。
けいたいおんいんろん【形態音韻論】
主として構造言語学で、同一形態素の異形態間における音素の相違の研究。例えば、英語の複数形態素[s]がcocks, boys, housesにおいて/s/, /z/, /iz/という形態となって現れる類。形態音素論。
けいたいがく【形態学】
1 生物学の一分科で、生物の体制や構造を研究する学問。対象や目的により、組織学・細胞学・解剖学・発生学・分類学などに分けられる。 2 鉱物の結晶の幾何学的性質を研究する結晶学の一分野。
けいたいけいせい【形態形成】
生物の発生において、種特有の形態をとるに至るまで、いろいろな形態を作り出していく過程。細胞が構成されたのちの、各組織・器官の形や大きさ、相互の配列関係などが定まってくる過程。形態生成。
けいたいしんりがく【形態心理学】
⇒ゲシュタルト心理学
けいたいそ【形態素】
《(フランス)morphème》言語学で、意味をもった最小の音形。ヤマ(山)のように形態素一つで単語が構成される場合もあれば、ヤマカゼ(山風)のように複数の形態素が単語を構成する場合もある。→意義素
けいたいそかいせき【形態素解析】
《morphological analysis》コンピューターの自然言語処理の一。与えられた文章を、辞書データなどを用いて形態素の単位に区切り、品詞を判別する処理。仮名漢字変換や機械翻訳、音声認識で使用する。
けいたいろん【形態論】
言語学の一部門。活用・曲用などにみられる語形変化や語の構成について論究するもの。語形論。
けいたいもしゃ【形態模写】
動物や有名人・芸能人の動作などを、身ぶりを使ってまねる演芸。
けいたいてんじ【形態展示】
主に動物園で、動物の形態や身体的な特徴を見せることを目的とした展示。→生態展示 →行動展示