御器を提げる
《椀を持って門に立ち、食を乞う意から》こじきになる。「—・げる瑞相 (ずいさう) かと????って」〈浄・寿の門松〉
ごきかぶり【御器噛/蜚蠊】
ゴキブリの別名。《季 夏》
ごきづる【御器蔓/合器蔓】
ウリ科の蔓性 (つるせい) の一年草。暖地の水辺に生え、茎は長さ約2メートルになり、巻きひげで他に絡みつく。葉は三角形で先が長くとがる。秋、黄色い小花を多数開く。実は緑色の卵形で、熟すと上半分がふたのように取れて種子が出る。合子草。よめのわん。
ごきのみ【御器の実】
《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の—だが知らないか」〈浄・加増曽我〉