ごしょがき【御所柿】
カキの一品種。奈良県御所 (ごせ) 市の原産といわれる。実は扁平でやや方形をなしている。やまとがき。ひらがき。五所柿。
ごしょかずき【御所被】
京都の御所に仕える女性が着けたかずき。また、御所染めのかずき。
ごしょがた【御所方】
1 御所の味方。天皇方。宮方 (みやがた) 。「楠兵衛正成 (くすのきひゃうゑまさしげ) と云ふ者、—になって」〈太平記・三〉 2 御所に関係のある人々。宮仕えの人々。ごしょざま。「年久しく—に宮仕ひせしが」〈浮・五人女・三〉
ごしょかん【御所羹】
薄く輪切りにしたミカンを寒天に入れて作ったようかん。
ごしょぎたい【御所鍛い】
菊一文字 (きくいちもんじ) 2の異称。
ごしょぐるま【御所車】
1 牛車 (ぎっしゃ) の俗称。応仁の乱以後、禁中の大儀などだけに用いられるようになったところからいう。源氏車。 2 紋所の名。牛車の車輪を図案化したもの。
ごしょことば【御所詞】
中世以後、宮廷に仕える女房の間で用いられた特殊な言葉。のち、幕府・大名の奥女中の間にも行われた。→女房詞 (にょうぼうことば)
ごしょざくら【御所桜】
サクラの一品種。八重の大形の花が五輪ずつ群がって咲く。
ごしょざま【御所方】
「ごしょがた(御所方)2」に同じ。「ある—のふるき女房」〈徒然・二三八〉
ごしょざむらい【御所侍】
宮中、院の御所、摂関家などに仕えた侍。ごしょさぶらい。