とくだきゅういち【徳田球一】
[1894〜1953]政治家。沖縄の生まれ。大正11年(1922)日本共産党の創立に参加。三・一五事件で検挙され18年間獄中にあり、第二次大戦後出獄して日本共産党を再建し、書記長に就任。昭和21年(1946)衆議院議員となるが、昭和25年(1950)のマッカーサー指令で公職追放にあい、地下に潜行し、北京で客死。著「獄中十八年」。
とくだしゅうせい【徳田秋声】
[1872〜1943]小説家。金沢の生まれ。本名、末雄。尾崎紅葉の門に入る。自然主義文学の代表的作家として活躍、大正中期以後は心境小説に秀作を残した。作「黴」「あらくれ」「仮装人物」「縮図」など。
とくだしゅうせいでん【徳田秋声伝】
野口冨士男による徳田秋声の評伝。昭和40年(1965)刊行。第7回毎日芸術賞受賞。