手掛(け)/手懸(け)(てかけ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 妾手掛けなら知らないこと、この世知辛い世に顔や縹致で女房を貰う者は、唐天竺にだってありはしない。縹致よりは支度、支度よりは持参、嫁の年よりはまず親の身代を聞こうという代世界だもの、そんな自惚れなんぞ決してお持ちでないって、ねえ、そう言った・・・
小栗風葉
「深川女房」
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・・・その青年は、高瀬も四年手掛けた生徒だ。泉と連立って、高瀬はその生徒の家の方へ歩いて行った。 赤坂という坂の町を下りようとする途中で、広岡学士も一緒に成った。「なにしろ、十年来の寒さだった。我輩なぞはよく凍え死ななかったようなものだ。・・・
島崎藤村
「岩石の間」
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