持(ち)直す(もちなおす)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・そこで、件の昼提灯を持直すと、柄の方を向うへ出した。黒塗の柄を引取ったお米の手は、なお白くて優しい。 憚られもしようもの。磴たるや、山賊の構えた巌の砦の火見の階子と云ってもいい、縦横町条の家ごとの屋根、辻の柳、遠近の森に隠顕しても、十町・・・
泉鏡花
「縷紅新草」
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