ひねりがさね【捻り重ね】
生絹 (すずし) の単 (ひとえ) を何枚も重ね、袖口の少し奥でとじ重ねて着ること。また、その着物。「世を安み民のわづらひかへりみて—は着る人もなし」〈新撰六帖・五〉
ひねりぶくさ【捻り袱紗】
ふくさをひねって小銭などを入れるようにしたもの。ねじぶくさ。「—よりこまがね取り出だして」〈浮・一代女・四〉
ひねりぶみ【捻り文/拈り書】
1 「立て文 (ぶみ) 」に同じ。 2 細く切った数枚の紙に、それぞれ物事を記し、折りひねってくじとしたもの。探り取って占う。もみくじ。短籍。「—を取りて、謀反 (みかとかたむ) けむ事を卜ふ」〈斉明紀〉
ひねりもち【捻り餅】
蒸した米を手でひねって餅状にしたもの。酒造の際に酒米の蒸しぐあいを知るために作る。