だんねつざい【断熱材】
熱の遮断および保温のために用いる、熱を伝えにくい材料。石綿・ガラス繊維・コルクなど。
だんねつしょうじ【断熱消磁】
液体ヘリウム中で常磁性体を強く磁化したのち、急に断熱的に磁界を取り去って、絶対温度1度以下の極低温を得る方法。断熱消磁冷却。磁気冷却。
だんねつへんか【断熱変化】
熱力学で、外部との熱の出入りなしに行われる物体の状態変化。気体の場合、その温度は断熱圧縮によって上がり、断熱膨張によって下がる。また、状態変化の過程を断熱過程という。
だんねつぼうちょう【断熱膨張】
熱力学で、気体が外部との熱のやりとりなしに膨張する現象。断熱変化の一つで、このとき気体は外部に仕事をして温度が下がる。→断熱圧縮
だんねつしょうじれいきゃく【断熱消磁冷却】
⇒断熱消磁
だんねつあっしゅく【断熱圧縮】
熱力学で、外部との熱の出入りなしに気体を圧縮すること。断熱変化の一つで、気体は外部から仕事をされ、温度が上がる。エアコンの暖房時に代替フロンを圧縮することで室内機に熱を得たり、宇宙船の大気圏再突入時に機体底面の空気が圧縮されることで発熱したりするのもこれによる。→断熱膨張
だんねつかてい【断熱過程】
⇒断熱変化