あんごうか【暗号化】
《encryption》文章や電子データの情報を一定の規則に従って組み替え、通信途中に第三者に利用されないようにすること。受信者は暗号化された情報に逆の手続きを施して解読する。エンクリプション。→暗号 →復号 →共通鍵暗号 →公開鍵暗号
あんごうかぎ【暗号鍵】
データの暗号化や復号の際に用いられる一定の規則。復号のみに用いられる暗号鍵は復号鍵ともいう。暗号キー。→共通鍵暗号 →公開鍵暗号
あんごうぶん【暗号文】
1 暗号を使って書かれた文。「—を解読する」 2 コンピューターネットワークにおいて、暗号化されたテキスト。⇔平文 (ひらぶん) 。
あんごうかソフト【暗号化ソフト】
《encryption software》デジタルデータを暗号化し、情報の漏洩 (ろうえい) や内容の改竄 (かいざん) を防ぐためのソフトウエア。インターネットでやり取りされるデータや、記憶装置に保存するファイルの暗号化に用いられる。→暗号化
あんごうつうか【暗号通貨】
不正防止のため、高度な暗号技術を用いる仮想通貨。クリプトカレンシー。クリプトコイン。→ビットコイン [補説]ネットワーク上で共有される取引情報により管理され、受け渡しの整合性を確認することで通貨として機能する。確認作業の際には膨大な計算が必要なため、通貨の流通量が極端に増加しない仕組みになっている。また、令和元年(2019)5月に可決された改正資金決済法において、法令上、仮想通貨(暗号通貨)を暗号資産に改称するよう定められた。
あんごうつうかにてんれい【暗号通貨二〇】
⇒ビットコイン2.0
あんごうがくてきハッシュかんすう【暗号学的ハッシュ関数】
《cryptographic hash function》情報セキュリティーの分野で用いられるハッシュ関数。任意の長さのデータを、予測困難な、ある決まった長さの文字列(ハッシュ値)に置き換える。置き換えられた文字列から元のデータを復元することが事実上困難な性質をもつため、電子署名、データの改竄 (かいざん) 防止、パスワードの運用などに用いられる。
あんごうしさん【暗号資産】
《crypto-assets》仮想通貨(暗号通貨)の法令上の呼称。クリプトアセット。 [補説]2018年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたG20サミットにおいて、いわゆる仮想通貨は通貨の特性を欠くとして、通貨と明確に区別するために用いられた語。これをふまえ、日本でも令和元年(2019)5月に可決された改正資金決済法において、暗号資産と称するよう定められた。
あんごうキー【暗号キー】
⇒暗号鍵
あんごうかキー【暗号化キー】
暗号化に必要なパスワード。特に、Wi-Fi機器と端末を接続するための、英数字・記号を組み合わせた数文字から数十文字のパスワードをさす。暗号化の規格によってWEPキー、WPAキーともいう。ネットワークキー。セキュリティーキー。ネットワークセキュリティーキー。