月夜に釜を抜かれる
明るい月夜に釜を盗まれる。ひどく油断することのたとえ。
月夜に釜を抜く
⇒月夜に釜を抜かれる
月夜に提灯
不必要なこと、むだなことのたとえ。
月夜の蟹
《月夜には蟹は月光を恐れて餌 (えさ) をあさらないので肉がつかないといわれるところから》やせて身のない蟹。転じて、中身のないことのたとえ。
つきよがらす【月夜烏】
月夜に浮かれて鳴く烏。また、夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。うかれがらす。
つきよたけ【月夜茸】
ツキヨタケ科の毒キノコ。ブナの枯れた幹に多数出る。傘は厚く、半月形に広がり、短い柄がある。上面は滑らかで黄茶色から暗赤色、下面は白色だが、暗所で見ると青白く光る。《季 秋》