月毛/鴾毛(つきげ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・馬は月毛の、――確か法師髪の馬のようでございました。丈でございますか? 丈は四寸もございましたか? ――何しろ沙門の事でございますから、その辺ははっきり存じません。男は、――いえ、太刀も帯びて居れば、弓矢も携えて居りました。殊に黒い塗り箙へ・・・
芥川竜之介
「藪の中」
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・・・また殿で敵に向いなさるなら、鹿毛か、葦毛か、月毛か、栗毛か、馬の太く逞しきに騎った大将を打ち取りなされよ。婦人の甲斐なさ、それよ忠義の志ばかりでおじゃるわ』とこの眼から張り切りょうずる涙を押えて……おおおれは今泣いてはいぬぞ、忍藻……おれも・・・
山田美妙
「武蔵野」
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