ゆうせんしっぽう【有線七宝】
七宝焼きの技法の一。細い線状の金属を文様の輪郭線に用い、それを境界にして釉 (うわぐすり) を焼きつけるもの。→無線七宝
ゆうせんつうしん【有線通信】
公衆回線や専用線など、電線や光ファイバーなどの固定された伝送路を用いる通信全般。固定電話、ケーブルテレビ、またはこれらの回線を利用するインターネットなどのデータ通信を含む。有線電気通信。→無線通信 →移動体通信
ゆうせんテレビ【有線テレビ】
⇒シー‐エー‐ティー‐ブイ(CATV)
ゆうせんでんしん【有線電信】
電線を使って電信符号を送る方法。また、その装置。
ゆうせんでんわ【有線電話】
1 電話線でつなぎ、音声を電流に変えて送る方法。また、その装置。 2 「有線放送電話」の略。
ゆうせんほうそう【有線放送】
限定された区域を対象に、電線で電気通信設備と結んで行う放送。街頭放送や農村における連絡放送、喫茶店などへの音楽放送などに利用される。有線ラジオ放送。
ゆうせんテレビジョンほうそうほう【有線テレビジョン放送法】
有線テレビジョン放送(CATV)の施設の設置や業務運営等について規制することで、受信者の利益の保護や有線テレビジョン放送の発達などを図る法律。昭和48年(1973)施行。平成23年(2011)、放送法に統合。
ゆうせんでんきつうしん【有線電気通信】
⇒有線通信
ゆうせんでんきつうしんほう【有線電気通信法】
有線電気通信設備の設置と使用に関する法律。設置の際の届出、有線電気通信の秘密の保護などを定める。昭和28年(1953)施行。平成14年(2002)の一部改正により、ワン切り行為に対する罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)が盛り込まれた。
ゆうせんほうそうでんわ【有線放送電話】
有線ラジオ放送用の有線電気通信設備を用いて他人の通信を媒介する電話・放送設備。有線放送電話法に基づいて、昭和30〜40年代に農山漁村などで、日本電信電話公社(現NTT)の一般加入電話の代替として設置された。地域内での全戸一斉放送や屋外放送なども同じ設備で行われる。昭和60年代以降、電気通信事業の自由化、一般加入電話・携帯電話の普及などに伴い、有線放送電話業務を行う施設数は大幅に減少。平成23年(2011)に有線放送電話法が廃止され、新規設置はできなくなった。有線電話。