もくざいパルプ【木材パルプ】
木材を原料として作られるパルプ。主として製紙に用いる。
もくざいりようポイントじぎょう【木材利用ポイント事業】
国産木材の活用推進を図るために林野庁が実施する事業。地域産の木材を活用して住宅の新築や内外装の施工をしたり、木材製品を購入した際に、農林水産品等と交換できる「木材利用ポイント」を付与する。平成25年(2013)創設。
もくざいじきゅうりつ【木材自給率】
木材の供給量に占める国内産木材の割合。 [補説]平成29年(2017)の日本における木材自給率は36.1パーセント。昭和30年(1955)は94.5パーセントだったが、外材輸入量の増加と国産材供給量の減少により低下を続け、平成12年(2000)には18.2パーセントまで落ち込んだ。政府は平成21年(2009)に森林・林業再生プランを策定。令和2年(2020)までに木材自給率50パーセントを目指すとしている。
もくざいふきゅうきん【木材腐朽菌】
木材に含まれるリグニンやセルロースなどの難分解性の成分を腐朽し、栄養源とする菌類の総称。リグニンを分解する白色腐朽菌、セルロースまたはヘミセルロースを分解する褐色腐朽菌、および含水率が高い木材を分解する軟腐朽菌に分類される。腐朽菌。材質腐朽菌。
もくざいチップ【木材チップ】
木材を切削または破砕した小片。パルプ・紙・木質ボードの原料やバイオマス発電の燃料として用いられる。木質チップ。ウッドチップ。
もくざいとうけい【木材統計】
丸太やそま角などの素材や木材製品の生産・出荷に関する実態の把握を目的とする、国の基幹統計。農林水産省が木材統計調査を行って作成する。 [補説]木材需給対策などの林業施策や、鉱工業生産指数の算出等の基礎資料として利用される。
もくざいとうけいちょうさ【木材統計調査】
木材統計を作成するために、農林水産省が行う基幹統計調査。製材品・木材チップ・単板・合板を製造する工場を対象に、従業員数や年間の生産・出荷量等を調べる基礎調査と、毎月の生産・出荷・在庫量等を調べる月別調査がある。無作為抽出による標本調査。昭和28年(1953)に始まった製材統計調査と昭和29年(1954)に始まった木材統計調査を再編・統合し、平成17年(2005)から現名称で実施。