やなぎも【柳藻】
ヒルムシロ科の多年草。小川などの水中に生え、水流になびく。全体に褐緑色で、茎は細く、葉は柳に似て細長く、互生する。夏、葉のわきから柄を出し、黄緑色の小花を穂状につける。ささも。
やなぎらん【柳蘭】
アカバナ科の多年草。高原の日当たりのよい地に群生し、高さ約1.5メートルに達する。茎は直立し、枝分かれしない。葉は柳に似て細長く、互生。夏、茎の上部に紅紫色の4弁花を総状につけ、横向きに開く。
やなぎわら【柳原】
柳が多く生えている野原。やなぎはら。「—河風吹かぬかげならば暑くや蝉の声にならまし」〈山家集・中〉
やなぎば【柳刃】
「柳刃包丁」の略。
やなぎばぼうちょう【柳刃包丁】
刺身包丁の一。柳の葉のように幅が細く先がとがっているもの。やなぎば。
やなぎそうり【柳宗理】
[1915〜2011]インダストリアルデザイナー。東京の生まれ。本名、むねみち。宗悦 (むねよし) の子。白磁の食器から札幌冬季オリンピックの聖火台まで、幅広い工業デザインを手がけた。代表作に「バタフライスツール」がある。