なつめがい【棗貝】
ナツメガイ科の巻き貝。潮間帯下にすみ、貝殻は球卵形で、殻径3センチくらい。殻表は淡褐色に濃褐色の斑点が密にある。本州中部以南に分布。
なつめがたちょうずばち【棗形手水鉢】
形がナツメの果実に似て長円形をした石造の手水鉢。
なつめだま【棗玉】
古墳時代に装身具として用いた玉。切り子玉の稜角 (りょうかく) を取り去ったナツメの実の形をしたもの。琥珀 (こはく) 製のものが多い。
なつめやし【棗椰子】
ヤシ科の常緑高木。幹はまっすぐ伸び、高さ20〜25メートル。葉は幹の先に群がってつき、羽状複葉で、長さ約2メートル。雌雄異株。果実は長楕円形で、食用とし、樹液からは砂糖・椰子酒(アラック酒)をつくる。アラビアの原産。葉を束ねて戦勝などの祝賀に用いるので、戦捷木 (せんしょうぼく) ともよぶ。