きのうご【機能語】
《function word》米国の言語学者C=C=フリーズ(Fries(1887〜1967))の用語。語彙 (ごい) 的意味をほとんど担わず、主に統語的関係を示す非自立語。前置詞・接続詞・助動詞・冠詞・関係詞など。
きのうしゅぎ【機能主義】
《functionalism》 1 諸要素の機能や相互の関係に着目し、それぞれが全体の維持にどうかかわっているかという観点から、文化・社会現象をとらえようとする立場。 2 建築・工業などで、余分な装飾を排し、用途に応じたむだのない形態・構造を追求する傾向。
きのうしょうがい【機能障害】
解剖学的な変化を伴わずに生理機能が損なわれている状態。
きのうせいこうぶんし【機能性高分子】
特定の機能をもつ高分子化合物の総称。特徴的な分子構造や特定の官能基をもち、イオン交換樹脂、人工血管をはじめ、工業や医療の分野で幅広く用いられる。
きのうせいしょくひん【機能性食品】
体調を整える効果をもつとされる加工食品。栄養や味ではなく、生体調節機能を人工的に強化している。食物繊維を入れた飲料など。保健機能食品とは違い、効能を示すことはできない。ファンクショナルフード。
きのうてき【機能的】
[形動]機能が有効に発揮されるさま。「—な配置」
きのうてきじききょうめいだんそうさつえい【機能的磁気共鳴断層撮影】
⇒エフ‐エム‐アール‐アイ(fMRI)
きのうふぜん【機能不全】
物事の本来の働きが不完全になること。何らかの不具合があって、全体としてうまく働かないこと。「取締役会が—に陥る」
きのうび【機能美】
建築・工業製品などで、余分な装飾を排してむだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ。
きのうせいやさい【機能性野菜】
本来は含まれていなかったり、微量にしか含まれていなかったりする栄養成分を、人工的に添加したり増加させたりした野菜。野菜には含まれないビタミンB12を添加したカイワレダイコンや、リコピン含有量を増加させたトマトなどがある。