ひかくかいぼうがく【比較解剖学】
各種生物の器官の形態・構造を比較し、系統上の類縁関係について研究する形態学の一分野。
ひかくきゅう【比較級】
西欧語の形容詞・副詞がとる語形変化の一。事物の性質・状態・度合いなどが、他に比較してもっと程度の高い状態であることを表すもの。例えば、英語のsmall(小さい)に対するsmaller(もっと小さい)、good(よい)に対するbetter(もっとよい)など。→原級 →最上級
ひかくきょういくがく【比較教育学】
教育学の一分野。各国または各民族の教育の行われ方を比較し、教育の本質や法則性を探究しようとする学問。
ひかくけんきゅう【比較研究】
[名](スル)二つ、またはそれ以上のものを比較して、その異同・関係・一般法則などを研究すること。
ひかくげんごがく【比較言語学】
言語学の研究分野の一。同系統の二つ以上の言語を比較し、それらの親族関係や言語史的関係などについて研究するもの。
ひかくこうこく【比較広告】
自社商品・サービスと、それに似た他社商品・サービスとを比較し、自社の優位を誇示する広告。自社の旧製品と比べて優位を訴える広告も含む。 [補説]都合のよい点だけを比較して、商品・サービスを実際よりも優良にみせかけ、消費者を惑わす優良誤認表示は禁止されている。
ひかくしゅうきょうがく【比較宗教学】
諸宗教を比較・研究して、宗教の本質・起源・目的を解明しようとする宗教学の一分野。
ひかくしんりがく【比較心理学】
1 人種間、男女間、正常者と異常者、社会的階級間、個人の発達段階における行動を比較研究する心理学の一部門。 2 人間と種々の動物の行動を比較研究する心理学の一部門。狭義には、動物心理学と同じ。
ひかくしんわがく【比較神話学】
諸民族の神話を比較して、その発生・機能・伝播などを研究する学問。
ひかくせいさんひせつ【比較生産費説】
リカードによって提唱された外国貿易および国際分業に関する基礎理論。一国における各商品の生産費の比を他国のそれと比較し、優位の商品を輸出して劣位の商品を輸入すれば双方が利益を得て国際分業が行われるという説。比較優位説。 [補説]労働量1単位で、A国はパン4個か毛布2枚、B国はパン3個か毛布1枚が生産可能とした場合、どちらもA国のほうが効率的だが、B国では毛布1枚を諦めればパン3個が生産できるため、パンの機会費用が少ない。A国が毛布、B国がパンに特化し、貿易を行うほうがよい。