浄机/浄几(じょうき)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・こんど、今君の勉強に刺戟されて、一夜、清窓浄机を装って、勉強いたした。「義人は信仰によりて生くべし。」パウロは、この一言にすがって生きていたように思う。パウロは、神の子ではない。天才でもなければ、賢者でもない。肉体まずしく、訥弁である。・・・
太宰治
「パウロの混乱」
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・・・明窓浄几、筆硯紙墨、皆極精良、とでもいうような感じで、あまりに整頓されすぎていて、かえって小川君がこの部屋では何も勉強していないのではないかと思われたくらいであった。床柱に、写楽の版画が、銀色の額縁に収められて掛けられていた。それはれいの、・・・
太宰治
「母」
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