こんごうご【混合語】
1 二つの異なる言語の混合によって生まれた新しい言語。中国語を母体に英語の語彙が加わったピジンイングリッシュや、南アフリカで話されるオランダ語を基本とするアフリカーンス語などの類。 2 コンタミネーションによってできた語。意味の似た二つの語が部分的にまざりあって一つの語になったもの。→コンタミネーション
こんごうさいばんしょ【混合裁判所】
領事裁判の裁判所のうち、主に民事事件において、原告と被告との両方の所属国から出された裁判官によって構成されていたもの。現在は存在しない。
こんごうさんかぶつねんりょう【混合酸化物燃料】
軽水炉型原子力発電で用いる酸化ウランと、これの再処理によって得た酸化プルトニウムを混合した燃料。MOX燃料。
こんごうしゃ【混合車】
1 車両を二室以上に仕切って、等級の異なる乗客を乗せる客車。 2 鉄道で、貨車に客車を連結したもの。混合列車。
こんごうしゅ【混合酒】
カクテルのこと。
こんごうしんりょう【混合診療】
公的医療保険制度が適用される保険診療と、適用されない自由診療とを併用した診療のこと。 [補説]併用した場合は公的保険が適用されずに全額負担となる原則があるが、平成19年(2007)11月東京地裁が、併用を禁止した国の政策には法的根拠がないという判断を示した。また、平成18年(2006)改正健康保険法では、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、厚生労働大臣が認める評価療養と選定療養の場合は、保険診療部分について保険外併用療養費を支給すると定めた。また、平成20年(2008)4月に高度医療評価制度が新設され、治験などを除き認められないケースの多かった先進医療を対象とする混合診療による保険外併用療養費制度の利用拡充が一層図られることとなった。
こんごうすいせん【混合水栓】
水栓の一種。浴室やキッチン・洗面台などで使われている、湯と水を混ぜて一つの吐水口から出す水栓のこと。→単水栓
こんごうダブルス【混合ダブルス】
テニス・卓球・バドミントンなどのダブルスで、男女が一組となって戦う試合形式。ミクストダブルス。
こんごうねつ【混合熱】
2種以上の物質が一定温度の下で混合する際に発生する、または吸収される熱量。反応熱の一種。固体や気体を液体に溶かす場合は溶解熱、気体を液体に溶かす場合は吸収熱、ある濃度の溶液に溶媒を加えて薄める場合は希釈熱と呼ばれる。
こんごうひ【混合比】
1 2種類以上の異なった性質の物質をまぜ合わせる割合。特に、内燃機関の混合気の、空気と燃料との重量の割合。 2 大気中に含まれる水蒸気の割合。