清水の舞台から飛び降りる
思い切って大きな決断を下すこと。山の斜面にせり出すように造られた清水寺の本堂(清水の舞台)から飛び降りることにたとえていった。
きよみずせいげん【清水清玄】
浄瑠璃・歌舞伎における清玄桜姫ものの主人公。清水寺の僧清玄。桜姫の色香に迷い、堕落して死に至る。
きよみずでら【清水寺】
京都市東山区清水にある北法相 (ほっそう) 宗の寺。山号は音羽山。延暦17年(798)ごろ僧延鎮が坂上田村麻呂 (さかのうえのたむらまろ) の助成を得て開創。西国三十三所の第16番札所。本尊は十一面観音像。清水の舞台とよばれる前面を懸け造りとした本堂は国宝。平成6年(1994)「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。せいすいじ。 島根県安来市清水町にある天台宗の寺。山号は瑞光山。用明天皇、あるいは推古天皇のときに尊隆が開創。9世紀以降天台密教の霊場、観音霊場としても有名。本堂、十一面観音像は重要文化財。
きよみずやき【清水焼】
京焼の代表的な焼き物。清水五条坂辺を中心に産する陶磁器。江戸初期に始まる。中国風染め付けや色絵磁器を焼成。清水六兵衛・仁阿弥道八らの陶工が有名。
きよみずでらえんぎえまき【清水寺縁起絵巻】
室町時代の絵巻。京都清水寺の草創縁起、本尊の千手観音にまつわる霊験譚を3巻33段にまとめたもの。絵は土佐光信、詞書は三条実香ほかの筆による。東京国立博物館所蔵。国指定重要文化財。せいすいじえんぎえまき。