すべりぎ【滑り木】
戸や障子のすべりをよくするため、敷居の溝に取り付ける薄いカシの板。
すべりぐるま【滑り車】
「戸車 (とぐるま) 」に同じ。
すべりこみ【滑り込み】
1 野球で、走者が野手のタッチをさけるために足先または頭からすべって塁に入ること。スライディング。「—セーフ」 2 時間すれすれでかろうじて間に合うこと。「—で手続きを済ませる」
すべりせつ【滑り説】
横紋筋の収縮は、筋原線維のミオシンからなるA帯(暗帯)フィラメントの間に、アクチンからなるI帯(明帯)フィラメントがすべり込むことによって起こるとする学説。1954年にA=F=ハクスリーとH=E=ハクスリーが別々に提唱。
すべりだい【滑り台】
子供が上からすべり降りて遊ぶための設備。
すべりだし【滑り出し】
1 物がすべり始めること。また、その状態。 2 物事の始め。活動の始まり。出だし。「好調な—で事業は軌道に乗る」
すべりどめ【滑り止め】
1 すべるのを防ぐために塗ったり取り付けたりするもの。「—のついたタイヤ」 2 受験に際し、志望の学校に入れない場合を考え、別のところを受験しておくこと。また、その学校。
すべりひゆ【滑莧】
スベリヒユ科の一年草。路傍・畑など日当たりのよい所に生える。茎は赤紫色を帯び、下部は地をはう。葉は肉質で長円形、つやがある。夏、黄色の小花を開く。うまびゆ。《季 夏》「淋しさや花さへ上ぐる—/普羅」
すべりべん【滑り弁】
蒸気機関のシリンダー内にあり、蒸気の流入口・排気口をすべって往復し、開閉する弁。スライドバルブ。滑動弁。滑弁 (かつべん) 。
すべりまさつ【滑り摩擦】
物体が転がらずに他の物体の表面をすべるとき、面から受ける、すべりを妨げるように働く抵抗力。ころがり摩擦より大きい。