ねつかがくほうていしき【熱化学方程式】
化学反応による熱量の出入り(反応熱)を付加した化学反応式。反応物質と生成物質の両片を等号(=)で結び、着目する物質の係数を1として、その物質1モル当たりの熱量を記し、発熱反応を正、吸熱反応を負の符号で表す。たとえば、塩素と水素が化合して塩化水素が生じる場合は、H2+Cl2=2HCl+184キロジュールとなる。反応物の状態を明示する記号を添えて、H2(気)またはH2(g)などのように記す。
ねつかがくすいそせいぞう【熱化学水素製造】
高温の熱を用いた化学反応によって水を分解し、水素を得る製造法。沃素 (ようそ) (元素記号I)と硫黄(元素記号S)の化学反応を組み合わせて、水を熱分解するISプロセスが知られる。また高温ガス炉を熱源として利用する水素製造の研究も進められている。熱化学法。
ねつかがくほう【熱化学法】
⇒熱化学水素製造