献ずる(けんずる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・――これは稲荷殿へお供物に献ずるじゃ。お目に掛けましての上は、水に放すわいやい。」 と寄せた杖が肩を抽いて、背を円く流を覗いた。「この魚は強いぞ。……心配をさっしゃるな。」「お爺さん、失礼ですが、水と山と違いました。」 私も・・・
泉鏡花
「小春の狐」
-
・・・が、一盞献ずるほどの、余裕も働きもないから、手酌で済ます、凡杯である。 それにしても、今時、奥の細道のあとを辿って、松島見物は、「凡」過ぎる。近ごろは、独逸、仏蘭西はつい隣りで、マルセイユ、ハンブルク、アビシニヤごときは津々浦々の中に数・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。