玉水(たまみず)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・それもじきやんで五月雨の軒の玉水が亜鉛のとゆにむせんでいる。骨を打つ音は思い出したように台所にひびく。 昼から俊ちゃんなどと、じき隣の新宅へ遊びに行った。内の人は皆ねえさんのほうへ手伝いに行っているので、ただ中気で手足のきかぬ祖父さんと・・・
寺田寅彦
「竜舌蘭」
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・・・ 到底軒の玉水などとやさしい事を云うどころではない。木の根元をくぐったり、草の根をすり抜けたりして、低い方へあとからあとから追っかけて流れる河が幾筋も出来、ポカポカと泡をただよわせながら、どしどし、どしどしとながれて行く。 震えて居・・・
宮本百合子
「無題(三)」
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