生臭い/腥い(なまぐさい)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・ 鶴嘴とシャベルで、屍を切らないように恐る/\彼等は、落ちた岩の下を掘った。腥い血と潰された肉の臭気が新しく漂って来た。「市三! 市三!」 跛の親爺は呼びつゞけた。が、そこからは呻きも叫びも何等聞えなかった。「市三! 市三!・・・
黒島伝治
「土鼠と落盤」
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・・・という、ほんの十頁ばかりの小品をここまで読み、その、生きてびくびく動いているほどの生臭い、抜きさしならぬ描写に接し、大いに驚くと共に、なんだか我慢できぬ不愉快さを覚えた。描写に対する不愉快さは、やがて、直接に、その原作者に対する不愉快となっ・・・
太宰治
「女の決闘」
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