知者の一失愚者の一得
知恵のすぐれた人にも一つぐらいのまちがいはある。また、おろかな者でもときにはすぐれた考えを出すことがある。知者も一失あり、愚者にも一得あり。
知者は惑わず勇者は懼れず
《「論語」子罕 (しかん) から》道理に通じた者は、事をなすにあたって迷いがなく、勇気ある者はどのような事態にも臆することがない。
知者は水を楽しみ仁者は山を楽しむ
《「論語」雍也 (ようや) から》知者が物事を円滑に処理するようすを、水が1か所にとどまることなく流れることにたとえ、仁者が欲に動かされず天命に安んずるようすを、不動の山にたとえていう。
知者は水を楽しむ
《「論語」雍也 (ようや) から》知者は事物の理に通じ、迷って滞ることがないので、よどみなく流れる川を好み、親しむ。→仁者は山を楽しむ
知者も千慮に一失あり
⇒千慮の一失
ちしゃだいし【智者大師】
智顗 (ちぎ) の尊称。