空き腹(すきはら)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・大歎息とともに空き腹をぐうと鳴らして可哀な声で、姐さん、そうすると、酒もなし、麦酒もなし、肴もなし……お飯は。いえさ、今晩の旅籠の飯は。へい、それが間に合いませんので……火を引いたあとなもんでなあ――何の怨みか知らないが、こうなると冷遇を通・・・
泉鏡花
「眉かくしの霊」
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・・・ 相当の空き腹で、相当に雨水のしみこんで来る靴で、少年たちが猶喜々としているとすれば、つまりは自分たちの胸底にあつく蠢いている自分たちの成長の可能への情熱の力によるのではないだろうか。そして、その可能性は具体的なものでなくてはならないの・・・
宮本百合子
「今日の耳目」
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