竹細工(たけざいく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・その茶の間の一方に長火鉢を据えて、背に竹細工の茶棚を控え、九谷焼、赤絵の茶碗、吸子など、体裁よく置きならべつ。うつむけにしたる二個の湯呑は、夫婦別々の好みにて、対にあらず。 細君は名をお貞と謂う、年紀は二十一なれど、二つばかり若やぎたる・・・
泉鏡花
「化銀杏」
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・・・ 手紙をよみかえすふりして、三吉は考えている。竹細工の仕事は幼少から馴れていた。せんで竹の皮をむき、ふしの外のでっぱりをけずり、内側のかたい厚みをけずり、それから穴をあけて、柄をつけると、ぶかっこうながら丈夫な、南九州の農家などでよくつ・・・
徳永直
「白い道」
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