こめつきうた【米搗き歌】
民謡の一種で、玄米をついて精白するときの仕事歌。
こめつきがに【米搗蟹】
十脚目スナガニ科のカニ。干潟にすむ。甲は球形で、甲幅約1センチ。各脚の長節は小判形で、鼓膜のような聴覚構造がある。はさみを上下に動かして砂を口に入れ、有機物を食べたあとの残りを砂の団子にする。名は、はさみを上下に動かすのを米つきに見なしたことに由来。
こめつきぐるま【米搗き車】
板の両側に車をつけ、それが回転すると上の杵 (きね) が米をつくように動く仕掛けの玩具。
こめつきざる【米搗き猿】
猿が米をつく姿をかたどった木製の玩具。糸を操ると、猿がその動作をする仕掛けになっている。
こめつきばった【米搗き飛蝗】
1 ショウリョウバッタの別名。 2 「米搗虫 (こめつきむし) 」に同じ。 3 人に取り入ろうとして、やたらにおじぎを繰り返す者をあざけっていう語。
こめつきむし【米搗虫/叩頭虫】
甲虫目コメツキムシ科の昆虫の総称。樹上にすみ、体は紡錘形で平たい。あおむけにすると背を地面に打ちつけて跳ね上がる。また、体を押さえると人が米をつくように頭胸部を振り動かす。幼虫は針金虫 (はりがねむし) とよばれる。サビキコリ・ウバタマコメツキ・クシコメツキなど。ぬかずきむし。こめふみむし。《季 夏》