純益(じゅんえき)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・そうして社長に売渡した器械の持主があとから出て来たのには実価以上の百円やって喜ばせて帰して、結局百五十円の純益金を得る。それをもって根岸の競馬に出かけるのである。競馬であてて喜び極まったところを刑事につかまったのが可哀相な浅岡である。刑事が・・・
寺田寅彦
「初冬の日記から」
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・・・二人、四つ五つ離れた各々の卓子から会話を始めた。純益何割、保険金何割、何弗、何弗の話。……暇すぎる年寄の給仕が、時々ナプキンを振って蠅を追って居る。 ――いかにも物懶さと云い、何処やら地から生え抜き日本離れのした雰囲気と云い、面白いのだ・・・
宮本百合子
「長崎の一瞥」
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