さいぼうぶんれつ【細胞分裂】
細胞の増殖方法で、1個の母細胞から2個以上の娘細胞 (じょうさいぼう) に分かれる現象。核分裂とそれに続く細胞質の分裂からなる。分裂のしかたには有糸分裂と無糸分裂とがあり、有糸分裂には減数分裂と体細胞分裂とがある。
さいぼうへき【細胞壁】
植物・菌類・細菌の細胞の最も外側の、主にセルロース・ペクチンからなる丈夫な膜。後形質からなり、成長する組織では長く伸びる。
さいぼうまく【細胞膜】
細胞質を取り囲む膜。燐脂質 (りんししつ) とたんぱく質からなり、選択透過性をもつ。原形質膜。形質膜。
さいぼうゆうごう【細胞融合】
同種あるいは異種の2個以上の細胞が融合し、両方の核が合体して染色体がまざり合い、新しい1個の細胞が形成されること。受精時の生殖細胞などでみられる。人為的には細胞膜溶解酵素を作用させて雑種細胞をつくり品種改良などに利用。
さいぼうかぶ【細胞株】
生体から単離した細胞や、遺伝子などに何らかの手を加えた細胞が、一定の性質を保ったまま、長期間にわたって安定的に増殖・培養できる状態になったもの。
さいぼうかんきし【細胞間期死】
⇒間期死
さいぼうこっかく【細胞骨格】
細胞の形を支えている細胞内の組織。柔軟なたんぱく質の線維で、細胞内の物質の輸送や細胞の運動などにも関与している。微小管・中間径フィラメント・マイクロフィラメント(アクチンフィラメント)の3種類がある。
さいぼうしゅうき【細胞周期】
細胞分裂で生じた細胞(娘細胞)が母細胞となり、再び細胞分裂するまでの過程。分裂周期。 [補説]細胞の核内でDNA合成の準備が行われるG1期、DNA合成が起こるS期、細胞分裂の準備が行われるG2期、細胞分裂が起こるM期の4段階に分かれる。
さいぼうたい【細胞体】
⇒神経細胞体
さいぼうないしょうきかん【細胞内小器官】
⇒細胞小器官