しょくにんうたあわせ【職人歌合(わ)せ】
歌合わせの一。大工・鍛冶 (かじ) などの職人の生態を主題とした狂歌ふうの和歌を、歌合わせの形式にして、その優劣を論じたもの。
しょくにんかたぎ【職人気質】
職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。
しょくにんげい【職人芸】
専門的な修練を十分積んではじめてできる、たくみな技芸。また、そのできばえ。
しょくにんづくしえ【職人尽(く)し絵】
さまざまな職人の仕事やその風俗を描き集めた絵画。鎌倉後期以降「東北院職人歌合」など職人の歌合わせに仮託した絵巻物が作られたが、桃山時代から江戸初期の近世風俗画の興隆に伴って画帖 (がじょう) ・屏風 (びょうぶ) 絵などが流行した。