肯綮(こうけい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・虚子、四方太の諸君は折々この点に向って肯綮にあたる議論をされるようであるが、余の見るところではやはり物足らぬ心持がする。余の云う事も諸君から見れば依然として物足らぬかも知れぬ。しかし云わぬより参考になると思う。単に写生文を生命とする諸君の参・・・
夏目漱石
「写生文」
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・・・しかしすることはいつも肯綮にあたっていて、間然すべきところがない。弥一右衛門は意地ばかりで奉公して行くようになっている。忠利は初めなんとも思わずに、ただこの男の顔を見ると、反対したくなったのだが、のちにはこの男の意地で勤めるのを知って憎いと・・・
森鴎外
「阿部一族」
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