背水(はいすい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・日本の伝統的小説にもいいところがあり、新しい外国の文学にもいいところがあり、二者撰一という背水の陣は不要だという考え方もあろうが、しかし、あっちから少し、こっちから少しという風に、いいところばかりそろえて、四捨五入の結果三十六相そろった模範・・・
織田作之助
「可能性の文学」
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・・・云わば背水陣的な気持で引受けた次第である。そんな訳であるから、この一篇は畢竟思い付くままの随筆であって、もとより論文でもなく、考証ものでもなく、むしろ一種の読後感のようなものに過ぎない。この点あらかじめ読者の諒解を得ておかなければならないの・・・
寺田寅彦
「西鶴と科学」
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