脱営(だつえい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・ と戎衣を捉えて放たざるに、謙三郎は困じつつ、「そうおっしゃるも無理ではございませんが、もう今から逢いますには、脱営しなければなりません。」「は、脱営でも何でもおし。通が私ゃ可哀そうだから、よう、後生だから。」 と片手に戎衣・・・
泉鏡花
「琵琶伝」
-
・・・それは脱営になって、脱営は戦時では銃殺に処せられることになっていた。だがそれを内密にすましてその男は処罰されることからは免れた。しかし、その代りとして、四年兵になるまで残しておかれるだろうとは、自他ともに覚悟をしていた。 だが、その男も・・・
黒島伝治
「雪のシベリア」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。