しゅようマーカー【腫瘍マーカー】
《tumor marker》悪性腫瘍から高い特異性をもって産生されるが、正常細胞や良質疾患ではほとんどみられない物質。それらの血中濃度や尿中濃度を調べることで腫瘍の有無や場所の診断に用いられ、癌 (がん) などの早期発見、臨床経過の追跡、予後の判定などに役立つ。ただし、偽陰性、偽陽性の場合もあり、診断の確定はできない。
しゅようないか【腫瘍内科】
悪性腫瘍の診断と、種々の制癌剤などを使用した化学療法を専門とする内科。
しゅようウイルス【腫瘍ウイルス】
感染した細胞を不死化させ、癌 (がん) の形成に関与するウイルス。成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)など。癌ウイルス。
しゅようないしょうしゃ【腫瘍内照射】
⇒組織内照射
しゅようえしいんし【腫瘍壊死因子】
腫瘍細胞を壊死させる作用をもつ物質。サイトカインの一種。マクロファージから分泌されるTNF-α、T細胞から分泌されるTNF-βなどがある。TNF(tumor necrosis factor)。