じこそしきか【自己組織化】
一見、複雑で無秩序な系において、自律的に形成される秩序だったパターン。いずれも外部からの意図的な制御なしに、基本的な物理法則に則って時間的・空間的秩序が形成され、また、維持される。ベナール対流、結晶成長、ベロウソフジャボチンスキー反応、心筋の律動、ニューラルネットワークの構築をはじめ、物理学、化学、生物学、情報科学など、幅広い分野で見いだされ、いわゆる複雑系に現れる特徴の一つに挙げられる。自発的秩序形成。
じこどんしょく【自己貪食】
⇒オートファジー
じこあいせいパーソナリティーしょうがい【自己愛性パーソナリティー障害】
パーソナリティー障害の一。自己を特別な存在と思い込み、他者への共感が乏しいため、妥協することが難しく、対人関係に破綻 (はたん) をきたすなどして、社会的不適応を起こしやすい。軽度の適応障害から重度の精神障害まで多様な精神症状を呈する。自己愛性人格障害。NPD(narcissistic personality disorder)。→境界性パーソナリティー障害
じこげんきゅう【自己言及】
発話の主体が自己を含めて何らかの言及や指示をすること。自己参照。自己指示。
じこげんきゅうのパラドックス【自己言及のパラドックス】
エピメニデスのパラドックスまたは嘘つきのパラドックスとして広く知られる自己言及にまつわる論理的逆説。「この文は誤りだ」のように、発話の主体が自己を含めて何らかの指示や言及をしようとすると、真偽を決定できず、矛盾が生じる場合があるというもの。オーストリア出身の数学者ゲーデルは、同種の命題を記号論理学の問題として扱い、ゲーデルの不完全性定理を導いた。
じこさんしょう【自己参照】
⇒自己言及
じこしじ【自己指示】
⇒自己言及
じこかねつ【自己加熱】
核融合反応に伴って発生するアルファ粒子が周囲の燃料と衝突を繰り返し、燃料が加熱される現象。これによって燃料が高温になると、核融合が連鎖的に発生するようになる。
じこけっかんしようひかどうじょうみゃくろう【自己血管使用皮下動静脈瘻】
⇒エー‐ブイ‐エフ(AVF)
じこけっかんないシャント【自己血管内シャント】
⇒エー‐ブイ‐エフ(AVF)