じゆうしんしょうしゅぎ【自由心証主義】
裁判に必要な事実の認定について、証拠の評価を裁判官の判断にゆだねるという考え方。日本の民事・刑事裁判では、この主義を採用。→法定証拠主義 [補説]日本の裁判員裁判では、裁判官と同様にそれぞれの裁判員も証拠の証明力を自由に評価することができる。
じゆうしんりょう【自由診療】
公的医療保険制度の枠外の診療を受けること。「保険診療」に対していう。保険適用外の新薬、最先端の医療を受けられるが費用は自費となる。保険外診療。→混合診療
じゆうすい【自由水】
1 「自由地下水」に同じ。 2 結合水に対し、自由に移動できる通常の水。
じゆうせかい【自由世界】
第二次大戦後、資本主義諸国が、社会主義諸国に対して自らの陣営に所属する諸国を総括した名称。自由主義世界。自由主義陣営。
じゆうせんぱく【自由船舶】
国際法上、交戦国によって捕獲・没収されないとされる中立国の船舶。
じゆうそう【自由葬】
特定の宗教・慣習などに基づく形式によらず、死者本人や遺族の希望に従って営まれる葬式。例えば、音楽の演奏の流れる中で参列者が死者に別れを告げる式など。
じゆうそうぞくしゅぎ【自由相続主義】
だれを相続人にするかを被相続人の自由意志に任せる立法主義。近代において、相続が主として財産相続となるに及んで認められた。英米法系に多い。
じゆうちかすい【自由地下水】
地表に最も近い不透水層の上に存在する地下水。その表面が地下水面となる。自由水。不圧水。→被圧地下水
じゆうでんし【自由電子】
真空中や金属内部を自由に動いて、電気や熱の伝導役をする電子。
じゆうでんしレーザー【自由電子レーザー】
ほぼ光速に加速した自由電子を、アンジュレーターという磁石が多数並ぶ装置で蛇行させ、放射光を発生・増幅するレーザー。原子や分子の誘導放出によるレーザーと異なり、光(電磁波)の波長を遠赤外線、可視光、紫外線、軟X線まで自由に変えられる。波長1ナノメートル以下のX線を発生するX線自由電子レーザーの研究が進められている。FEL(free electron laser)。