せんいんてちょう【船員手帳】
船員の身分を証明する手帳。本人の氏名・生年月日・本籍地・履歴などを記載。
せんいんほう【船員法】
船舶の安全な航行のため、船長の職務権限、船内規律、船員の労働条件などを定める法律。昭和22年(1947)施行。
せんいんほけん【船員保険】
船員およびその被扶養者の病気・負傷・失業・死亡などに対して保険給付を行う社会保険。
せんいんろうどういいんかい【船員労働委員会】
船員の労働争議の調整、不当労働行為の審査、労働条件に関する行政官庁への建議などを行った行政委員会。国土交通省の外局の一で、船員中央労働委員会と船員地方労働委員会とがあった。平成20年(2008)廃止。→労働委員会
せんいんほけんびょういん【船員保険病院】
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が運営する病院。東京・横浜・大阪にある。船舶所有者が全額負担する旧船員保険の保険料を財源として昭和25〜30年に設置された。 [補説]平成26年(2014)3月までは財団法人船員保険会が運営した。
せんいんろうどうとうけい【船員労働統計】
船員の報酬・雇用等に関する実態の把握を目的とする、国の基幹統計。国土交通省が船員労働統計調査を行って作成する。 [補説]船員の労働条件の改善や最低賃金の改定等の施策や、民間での労働条件の現状把握・分析、賃金決定等の基礎資料として利用される。
せんいんろうどうとうけいちょうさ【船員労働統計調査】
船員労働統計を作成するために、国土交通省が毎年行う基幹統計調査。一定の総トン数以上の船舶に乗り組む船員を対象に、報酬・労働時間・休日・有給休暇等について調査する。一般船舶は無作為抽出、漁船・特殊船(引船・はしけ・官公署船)は全数を調査。昭和23年(1948)に毎月勤労統計調査から分離した船員毎月勤労統計調査を前身とし、昭和32年(1957)船舶船員統計の給与関係調査等を再編・統合して現名称となった。