色好み(いろごのみ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・愛してもいないあの人に、私を憎んでいる、私を蔑んでいる、色好みなあの人に。――私は私の醜さを見せつけられた、その寂しさに堪えなかったのであろうか。そうしてあの人の胸に顔を当てる、熱に浮かされたような一瞬間にすべてを欺こうとしたのであろうか。・・・
芥川竜之介
「袈裟と盛遠」
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・・・この……県に成上の豪族、色好みの男爵で、面構も風采も巨頭公によう似たのが、劇興行のはじめから他に手を貸さないで紫玉を贔屓した、既に昨夜もある処で一所になる約束があった。その間の時間を、紫玉は微行したのである。が、思いも掛けない出来事のために・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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