はぎわらさくたろう【萩原朔太郎】
[1886〜1942]詩人。群馬の生まれ。「月に吠 (ほ) える」「青猫」の2詩集を出して口語自由詩による近代象徴詩を完成、以後の詩壇に大きな影響を与えた。他に詩集「純情小曲集」「氷島」、詩論「詩の原理」、アフォリズム集「新しき欲情」「虚妄の正義」など。 評論家・詩人の伊藤信吉によるの作家論。昭和51年(1976)刊行、全2巻。第28回読売文学賞評論・伝記賞受賞。 評論家の磯田光一によるの評伝。昭和62年(1987)10月刊行。
はぎわらひろみち【萩原広道】
[1815〜1864]江戸後期の国学者。備前の人。本居宣長に私淑し、大国隆正に師事。著「源氏物語評釈」「本学提綱」など。
はぎわらゆうすけ【萩原雄祐】
[1897〜1979]天文学者。大阪の生まれ。東京帝大教授・東京天文台長。天体力学・理論天体物理学を専攻し、衛星や惑星等の運動を研究した。乗鞍 (のりくら) コロナ観測所・岡山天体物理観測所の設立に尽力したことでも知られる。著作に「天体力学の基礎」など。昭和29年(1954)文化勲章受章。