蓮っ葉(はすっぱ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・駕籠かきが送ってきた客へのこぼれるような愛嬌は、はやいつもの登勢の明るさで奉公人たちの眼にはむしろ蓮っ葉じみて、高い笑い声も腑に落ちぬくらい、ふといやらしかった。 間もなく登勢はお良という娘を養女にした。樽崎という京の町医者の娘だったが・・・
織田作之助
「螢」
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・・・ と眼でたずねたので、私は、蓮っ葉にちょっちょっと手招きして、「あのね、」下品に調子づいた甲高い声だったので私は肩をすくめ、こんどは出来るだけ声を低くして、「あのね、明日は、どうなったっていい、と思い込んだとき女の、一ばん女らしさが出て・・・
太宰治
「皮膚と心」
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